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1-2. I'm from Canada.

場面は教室に変わります。新しいクラスで英語の担任の先生が自己紹介をしています。この学校、ネイティブの先生が二人もいます。カナダとアメリカ出身のようです。

一人目の先生が、I'm a teacher here. I'm from Canada. と自己紹介しています。二人目の先生が、I'm a teacher, too. と続きます。そして、一人目の先生が、He's not from Canada. He's from America. と紹介しています。

今日のポイントは、be動詞です。

I am a teacher.

You are a student.

He is a teacher, too.

He is not a student.

I am not a student, either.

前回の流れで今回は自己紹介をしているのですが、英語の授業2時間目にしていきなりスタートダッシュです。be動詞と、肯定文と否定文、too と either、そして、ひっそりと 不定冠詞 a が紛れています。鉄は熱いうちに打て と言うところでしょうか。しかし、下手をすると、2時間目にしてつまづいて英語嫌いになってしまいます。

教科書には

  • 主語の人称によって動詞が変化します。

  • 普通名詞が一つのものを表す時名詞の前に a をつける。

  • not を付けると否定文、付いていない文は肯定文

  • 〜も・・・です。 ,too.

  • 〜も・・・ではありません。,either.

と書いてあります。解説はありません。That's all.です。

かなり詰め込みましたね。先生の解説がないと絶対理解できない箇所ですね。日本語の文法もまだ習っていないこの時期にいきなり 「動詞」という言葉が出てきます。中学1年生には英語以外の壁が立ちはだかります。そしてもう一つ、主語の後に直ぐ動詞が来るという日本語とは違う語順。日本語しか知らない子供にとってはこれにも拒否反応を示します。2時間目のこの驚異(未知との遭遇)を克服できるかが英語が好きになるかどうかの分かれ目なのかも知れません。

先生は、「とにかく覚えろ "私は〜です。" は、"I am a 〜." だ....」 と言うんでしょうね。暗記が必要なのは間違えありませんが、しかし、動詞って何?とか、なんでこんなに形が変わるのとか、つまらない事で実は頭の中が???で一杯になっているんです。一言でいい、その理由を教えてくれれば覚える気にもなる(諦めがつく)というもんです。

「動詞は主語の状態や動作を表す言葉だよ。」 「西洋の言葉というのはよく使う動詞はわけのわからん変化をするもんなのです。よく出てくるので嫌でも覚えますよ。英語はその変化が断然少ない言葉で勉強しやすいんですよ」となだめつつ・・・「次の時間までに覚えてこい」と。be動詞の本質は、「A is B すなわち、A = B」 と一言 付け加えるだけで理解は違ってくるかと思います。

と言う訳で2時間目は英語の勉強を始めるに当たっての覚悟を教える時間なのかも知れません。ここを上手く先生が誘導できるか責任重大です。

で、「紹介」と言えば、Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band でしょう。

曲のタイトルであると同時にアルバムタイトルになっています。1曲めでバンドを紹介して、2曲めに間隔を空けずに繋がっていきます。アルバム全体が一つのショウとして構成されています。是非アルバム全体をお聞き下さい。


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