2-1.で what を使った文を学びました。what は 「物」に関する情報を求める語でした。同様に考えて、who は「人」に関する 情報を求める語です。
教科書には what は物を、who は人を尋ねる疑問詞である」と書いてあります。ここでは、後々のことも考えて疑問詞と限定しないで「情報を求める語」と定義します。
今日のターゲットセンテンスは、"Who's that?"
ちょっと、離れたところにいる人を指して、「あの人は誰?」
"That's their English teacher." 「あの人は彼らの英語の先生だよ」
夕暮れ時、薄暗くなって、少し離れると人の顔を見分けるのが難しくなってきます。そんな時間を「たそがれどき」と言いますが、まさにそんな時ですね。Who is that? 「誰そ彼」時です。(ビルのシルエットと相まると綺麗な景色が撮れる magic hour と呼ばれる時間帯 です)
ここで that という言葉が出てきました。教科書では、指示形容詞という名前で
単数形の this と 複数形の these "this boy", "these boys"
単数形の that と 複数形の those "that girl", "those girls"
が紹介されています。
指示というだけあって「指し示す」んですね。少し行儀が悪いですが、指さす感じです。これ、あれ、と指し示すので、何となく決まっていない感覚の a や an はthis とか that 等と一緒には使いません。
this boy この男の子 / a boy どの子かわからないけど一人の男の子
a,an は「ひとつの」と教えられることが多いですが、不定冠詞と言われるだけあって、不定なんです。「決まっていない=指し示せない」こっちの意味の方が重要です。詳しくはまた出てきます。今度は the との違いで登場するかと思います。
今日のBeatles は Anthology 1 に収められている This Boy で決まりです。
"This boy wants you back again."
このフレーズが何度か出てきます。that boy と this boy と彼女が登場します。どうやら、that boy に彼女を取られてしまったようで、戻って来て欲しいみたいです。this boy はきっと自分の事ですね。コーラスが綺麗なスローな曲です。
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