自動詞と他動詞を区別する簡単なヒントとは何でしょう。それは、自動詞は、主語の動作や状態を現す動詞で、他動詞は、行為の影響を与える対象が必要な動詞です。
この違いを理解するのは外国語を勉強し始めた中学1年生には難しいでしょう。でも、こう考えてみましょう。
主語の動きに注目して、 I walk. 「私は歩く」 I go. 「私は行く」 I run. 「私は走る」で、文章を完結できちゃうのが、自動詞です。
一方、 I like のように、I like で終わってしまうと、「何が好きなんだよ」と聞いている方は消化不良になってしまい、なんか気持ち悪い。 対象が必要となる動詞が他動詞です。この感覚を少しずつ育くんで行きましょう。
時々、動詞の後に前置詞が必要な動詞が自動詞ですと説明する方がいます。 look at , listen to など確かにそうかもしれませんが、 この説明では、本末転倒です。文章を見て、前置詞が付いているから、これは自動詞と判断することになってしまいます。 こんな覚え方をしていたら、読む事は出来ても何時まで経っても英語が使えるようにはなりませんよ。
もう少し学習が進んだらこのテーマはもう一度戻ってきます。その時は、look と see、 listen と hear などの違いを学んで行きます。
4-1 は学ぶことがたくさんあります。次回 「その3 」に続きます。次回は、否定文 がテーマです。
さて、今日の Beatles ですが、今日はほとんど英文が出てきてないんですね。と言うわけで、like を使った曲 You Like Me Too Much です。Album HELP! に収められたGeorgeの曲です。
" 'Cause you like me too much and I like you."
「それほどまで君は僕が好きだし僕も君が好きさ。」
too much は「あまりに〜過ぎる」など、良い意味の言葉では無いように思うのですが、否定的な意味で訳すと意味が通じなくなってしまう悩ましい歌詞です。
このアルバム、HELP, Ticket to Ride, Yesterday といった有名な曲が収められている魅力的なアルバムです。
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