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6-2.  Let's have lunch.

今日はこのサイトのタイトルにも使われているLet'sの使い方です。 Let'sは「一緒に〜しよう。」と誘う時に使う表現です。命令文の仲間ですね。

今日のターゲットセンテンスは、

Let's have lunch.

Let's not stay inside.

です。

Let's have lunch. 「お昼ご飯にしよう!」

6-1. で命令文の作り方を勉強しました。主語なしでいきなり動詞の原形で始めるんでしたね。この Let's have lunch.も、Let's が先頭にきているけど、その後ろは動詞の原形が来ています。考え方は一緒ですね。

ところで、Let's の 's は何でしょう。

Let's の's は us 「私達に」で、let us の短縮形です。us が含まれているところから、私もあなたも一緒にという感覚が引き出されています。

という訳で、まだ出てきていませんが「一緒に」という意味の前置詞 with とはくっつきません。

❌ Let's have lunch with me. は奇妙な英語になってしまいます。

どうしても「一緒に」という言葉を添えたいならば、既に us であなたと私を巻き込んでいるので、together でもつけますかね。

じゃあ、何でこんなところにusがあるのと鋭いツッコミをしたあなた。なかなかいい視点です。暫く後で勉強する文法なので、今は、Let's でひとかたまりで、「一緒に〜しよう。」という表現だと記憶しておいて下さい。時が来ましたらlet's と let us の意味の広がりについてもお話しします。

「〜しようよ」と誘われて「いやいや、止めておこう」と言う時は、Let's で誘われたので、Let's で返します。

「〜するのは止めておこう」なので、否定文を作る時に使った not を使います。

Let's not stay inside. not が否定するのはそれより 後ろでしたね。stay inside を否定して、「中に留まっていないようにしよう。」で、「中にいるのはやめようよ(外に行こう)。」となります。

否定の命令文を作る時は、Don't を先頭に持ってくるって前回お話ししました。ここでは、先頭にも来てないし、そもそもdon't じゃなくて not だし、何これ? とツッコミたくなりますよね。

この気付き、実はとっても 重要です。ただ、残念ながら、 命令文は、形は簡単な割に文法的に解説しようとすると、前提となる文法知識を十分勉強していないので、今は、ちょっと我慢してそのまま覚えてしまいましょう。その代わり、時が来たら、きっちり戻って文法のお話しをさせて頂きます。

Let's の話はここまでなのですが、教科書は、a, an, the そして冠詞を付けない場合を考える復習問題が載っています。意外に深〜い問題なので、幾つか取り上げてみます。

a/an は、数えられるもので、特定されていない場合でした。

the は、一回出てきてたり、皆んな知っていて、せーので指差せる場合でした。

そして、冠詞を付けないものというのが、今回出てきました。これは何かと言うと、形が決まっていないために数えられないものの場合です。

具体的に言うと water のように、一定の形をしていないものや、love のような 概念的なもの(tennis や lunch 等もこの部類に入ります)の場合です。

I have an orange and yellow tennis racket. 「私はオレンジと黄色の2色のテニスラケットを1本持っている。」

一つのものを表す時にはその先頭に冠詞を付けます。この文章実に面白いです。こう書いたらどうなるでしょう。

I have an orange and a yellow tennis racket.

「私はミカンを一つと、黄色のテニスラケットを1本持っている。」となります。

冠詞があるのと無いとで意味が全く違ってきますね。

(横道にそれますが、yellow の前の冠詞が a になっていますね。これは、イエローのイは、母音のイではなく、発音記号で言うとj で Europe の E と同じ発音です。ヨーロッパの町は、a European city となります。)

This is our house. house の前に our 「私達の」という代名詞の所有格が付いています。「私達の」と、もう特定しちゃっているので、aとかtheをこれ以上付ける必要はありません(実は特定するような品詞はひとつしか付けられないという決まりがあります)。

​​I have a dog and a hamster.

先程のミカンとテニスラケットを思い出して下さい。これは難しくないですよね。訳はもう書きませんよ。

ところで、この文章をこう書いたらどういう意味になると思いますか。

I have dog and hamster.

書いてて気持ち悪くなりますが、冠詞を付けない時は形が決まらない時と言いました。dog と hamster の 形が決まらない時って... そうです。お肉になっちゃったんですね。それぞれのお肉を持っている(have)のか、食べる(have)のかは分かりませんが、奇妙な文になるのは間違えありません。

さて、今日のBeatlesは、A Hard Day's Night に入っている I'm Happy Just to Dance with You. です。ジョージが歌ってますが、ジョンとポールの作品です。

女の子とダンスを踊っている時に、

If somebody tries to take my place, 「もし誰かが僕と代わろうとしたら、」

Let's pretend we just can't see his face. 「そいつの顔を見えないふりをしよう。」

Let's を使った例でした。. META DATA DATA

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