Lesson 6 は命令文を中心に学んで来ました。6-1.で、「〜しろ。」、6-2.で、「〜しよう。」という形を学びました。
そして仕上げは、「〜しませんか?」疑問文を使った勧誘表現です。映画の題名にも使われた有名なフレーズです。
邦画で作られ(役所広司・草刈民代)、ハリウッドでも映画化(リチャードギア)されました。その名もShall We Dance? 「踊りませんか」という意味ですが、「お手をどうぞ」とでも訳しましょうか。
今日のターゲットセンテンス、Shall we meet after school? 「放課後会いませんか。」
疑問文の形をしています。一般動詞の疑問文の形を思い出して下さい。
Do you have a pet? なんて文が出てきましたね。疑問文を作る時は倒置を使うんでしたね。
そして、一般動詞の時は、動詞を前に出す代わりに、do というアシスタント(助動詞)を前に出すんでした。このdo に当たるところに shall が来ているのが今日のターゲットセンテンスです。疑問文の形を取ることで、相手の意向を伺うニュアンスがあり、相手方もlet's を使うよりも yes, no で答えやすくなります。
Shall we dance?
Yes, let's!
No, let's talk.
Yes の時は「しましょう。」で let's を使って答えます。
No の時は別の提案をするのがスマートなようです。
Shall を辞書で引いてみると、最初に shall we 〜 で 「〜しませんか」 と出てきます。おやっ?と思い、30年程前の古い辞書を引いてみると「未来を表す助動詞」と書いてあります。
今の辞書は先ず、Shall we が出てきます。この数十年で急速に使い方が変わったようです。
マッカーサーが言った言葉 I shall return. 「私は(運命によって)必ず戻ってくることになるだろう。」が印象的で、shallの感覚は、この言葉で覚えたものでしたが、もうこの意味で使うことは少ないのでしょうね。
さて、今日のBeatlesですが、Shall we を使った曲は残念ながら見つかりませんでしたので、今日はお休みです。
代わりに、Shall We Dance をお楽しみ下さい。
Shall we dance? 「踊りませんか」
On a bright cloud of music shall we fly? 「音楽の輝く雲の上で、飛びませんか」
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