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8-1. What do you want for lunch?

今日からLesson8に入ります。読者の皆さんは一通り英語を学ばれた方々とお見受けしましたので、今回から教科書のトピックをベースに、関連する内容をどんどん取り入れながらスピードアップして行きたいと思います。Book1で基礎をおさらいして、よりスパルタンな内容のBook2に進んで行きます。

Lesson8 は wh疑問詞と一般動詞を使った疑問文がテーマです。既にwhat を使った疑問文も一般動詞を使った疑問文も見て来ていますので、今回はその組み合わせです。ここはさらっと行きますね。

今日のスキットは、ケビンの家に遊びに来た次郎君。お昼ご飯にホットドッグをご馳走になるみたいです。ケビンのお母さんが、こう聞いています。

What do you want for lunch? / お昼ご飯に何を食べたい?

これが今日のターゲットセンテンスです。

want の目的語 が 無い というか、what に置き換えられて先頭に持って来て疑問文になっています。 このパターンはもう大丈夫ですね。

What 「物に関する情報を求める」ことば Who 「人に関する情報を求める」ことば と以前3-3.で話しました。

Lesson8では、Where 「場所に関する情報を求める」ことば も出てきます。今日は、そう説明した真意をお伝えします。what, who, where, といった単語は、疑問詞の他に、関係代名詞とか関係副詞として使いますよね。何故でしょう。

最初に見たように、wh疑問詞は、文を作る時に足りない情報を補って欲しいと言う意思表示のための言葉でした。

関係代名詞としての使い方も発想は一緒です。

You Can't Do That から、Everybody's green 'cause I'm the one who won your love.

「みんな羨ましがってるよ。何故かって、僕が君の愛を勝ち取ったからさ。」

I'm the one と言っておいて、who で、the one の説明をするよ と宣言しておいて、won your love と続けて、愛情を勝ち取ったのさ。と説明しています。

whichも発想は一緒です。

Across the universe から、limitless undying love which shines around me like a million suns.

「尽き、絶えることの無い愛 それは、百万個の太陽のように僕の周りで輝いている。」

which(どれか)は幾つかある物の中から指で一つつまみ上げるイメージです。 基本、物に対して、どれ というイメージです。

limitless undying love と言っておいて、which で、love について説明するよ と宣言して shines .... と続きます。このようにいわゆる関係代名詞は、「宣言詞」と言えます。

関係代名詞を使った文を訳す時に、昔は「〜するところの○○○」と訳すと習いましたがこれだと後ろから戻って訳すことになりますし、「〜するところの」 なんて日本語普通使わないですよね。

さらに、whoもwhichもみんな「 〜するところの」 と訳していたら、せっかく与えてくれている情報 whoが「人について説明するよ」、whichが「物について説明するよ」と宣言しているのを無視していることになります。

というわけで、疑問詞と関係代名詞にはこのような蜜月な関係があったのでした。

じゃあ、that は というと、これは、辞書で引くと 指示代名詞とあります。指し示す役割があります。これから、この事を (人も物もひっくるめて)指し示すよとやっぱり宣言しているんです。

疑問詞から関係代名詞に話が飛びましたが、今日はここまでにします。最後までお付き合い頂きありがとうございました。what, where の説明が出来ませんでしたが、また機会を改めて、どこかでお話し致します。

今日のThe Beatles は疑問文ということで、MAGICAL MYSTERY TOUR から Baby You’re A Rich Man です。

What do you want to be? 「君は何になりたいの。」 この曲、この他 How を使った疑問文も出てきます。

How does it feel to be one of the beautiful people? 「ビューティフルな人達の仲間入りしてどんな気分だい。」

成り上がりの人達を皮肉った歌のようです。映画ソーシャル・ネットワークのエンディングクレジットでこの曲が使われていたのもそれに通じた感があります。


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