どんだけ〜 のhow
Wh疑問詞がだんだんと揃って来ました。なんだか、旅を続けながら仲間を見つけていくRPGみたいな気分です。
What (物・事に関する情報を求める)
Who (人に関する情報を求める)
Which (選択した物=どれ に関する情報を求める)
それぞれ、自分の持ち分があるっていうのも個性があって面白いですね。
そして、今日出てくるのが、how です。
こいつはかなりeccentricですよ。なんでもくっつくくせに、好き嫌いがあるんです。
とっても懐の深―い子で、じっくり付き合うと味のあるやつです。数年前のセンター試験でも狙われるほどの実力派です(確か間違えの選択肢にいたような・・)。
今日はほんのご挨拶ということで・・・
how を辞書でひくと、 「どのようにして、どんなふうに」と言った意味が載っていますが、英語を感じるためには、その前に書いてある説明が実は重要だったりします。how はこう書いてあります。
「方法、仕方、態様、程度」まさに 「どんだけ〜」がhowの守備範囲の疑問詞です。
wh疑問詞は「足りない部分を補ってくれ!」と指示する言葉で、wh疑問詞の仲間のhow が補うものは、「方法、仕方、態様、程度」 どんだけ〜 です。
1-3. で紹介した With A Little Help From My Friends から、
How do I feel by the end of the day? 「1日の終わりにどんな気持ちになるの。」
how の後ろに many が来ると、数えられるものの量を尋ねる意味になります。
今日のターゲットセンテンス、
How many hot dogs do you want? 「どんだけのホットドックが欲しい?」
となります。
much が来ると 数えられないものの量になります。
How much money do you have?
「いくら持ってる?」 お金って数えられないんですねー。数えられないくらいのお金って持ってみたいですね〜。
そして、この「どんだけ〜」感覚は、まだまだ広がって行きますが、それはまた別の話。
そして、まだ出てこない仲間もいます。どこで出てくるのかお楽しみに。
チョット脱線しますよ!
前回、関係代名詞の話をしました。関係代名詞を使ったちょっと変わった文があります。言語学の本では良く取り上げられる有名な文らしいのですが・・・
さあ、考えてみよう! 答えは、次回!
I think that that that that that man used is wrong.
used は 過去形で、「使った」という意味, wrong は間違え という意味です。
ついでにこんなのにも挑戦してみる?
Buffalo buffalo Buffalo buffalo buffalo buffalo Buffalo buffalo.
バッファローがたくさんでてきていて、バッカヤロー! って気分ですが、これは関係代名詞が省略されていますが一応意味の通る文になっています。
訳は次回のお楽しみということで。
今日は、脱線したまま終わっちゃいました。さて、今日のBeatles
SGT.PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BANDから
She's Leaving Home です。
How could she do this to me? 「いったいどうしたら私にこんな仕打ちができるの。」
スローで綺麗なメロディーに乗せて、家を出て行く彼女の心に秘めた決意と、残された両親の寂しさが伝わってきます。
← Top | Previous "8-1. What do you want for lunch?" Next "8-3. Where do you live?"