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10. My grandmother arrived yesterday

Lesson 10ではいよいよ過去形が出てきます。いよいよ動詞の活用との闘いが始まります。といっても、Lesson10では、規則動詞で過去形の形を覚えるだけなので、まだ序の口です。過去の出来事を表す過去形は、動詞の原形にed をつけて作ります。例外として、

これらの規則に当てはまらないひねくれものがやっぱりいます。不規則動詞と言いますが、不規則動詞は結構よく使う基本的な動詞なのであきらめて覚えるしかありません。

「よく使われるので少しくらいひねくれた活用をしても認められる」ということでしょうか。わがままな動詞たちは、次回以降で出てくるでしょうが、大学入試、TOEICを受けるレベルまで考えても100ないですから、腰を据えてまとめて覚えちゃいましょう。不規則動詞と言いながら、活用自体は結構規則的ですからまとめて覚えちゃった方が後々楽になります。不規則動詞の時にお話しします。

否定文や疑問文を作るときは、現在形の時はアシスタント(助動詞)のdo, does を使っていましたね。過去形も考え方は一緒で、助動詞doの過去形did を使います。

さて、では過去形を感じてみましょう。その前に、こんな歌があります。

「知らず、知らず、 歩いて来た 細く長いこの道 振り返れば 遥か遠く 故郷が見える」

美空ひばりさんが歌った「川のながれのように」です。今、過去を振り返ってみると、遥か遠く、もう手が届かない。

過ぎてしまった時間は手が届かない。現在と隔絶した感じがよく出ている郷愁を誘う名曲ですが、この感覚が、英語の過去形の感覚なのです。

She was a woman announcer in her youth, but she retires now.

(若い頃はアナウンサーだったけど、今は引退しています。)

過去の出来事や事実と、現在との間にはつながりが「無い」、過去の事柄が現在に影響を及ぼしていない、隔絶された感覚が過去形の感覚です。

今日のBeatlesは、過去形といえば、この曲を出さざるを得ないでしょう。HELP! から Yesterdayです。昨日と今日、たった一日でこんなに違うなんて この感覚を過去形と現在形の対比で描いています。

Yesterday, all my troubles seemed so far away. (昨日、全ての煩わしいことは、縁遠いものに感じていた。)

Now it looks as though they are here to stay…(今は、そいつらがまとわりついているかのようだ。)

この後、彼女が何も言わずに出て行ってしまうくだりがあり、そして、なぜ出て行ったのかわからないと自問自答し、I said something wrong. (何か良くないことを言ってしまったのか。)

Now I long for yesterday. (今は昨日が恋しくてたまらない。)

と続きます。

この彼女というのは、ポールのお母さんのことで、彼女が亡くなられたことを偲んで歌われたものというエピソードがあります。


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