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1-2 Our invitation made Jiro very happy.

第5文型(S + V + O + C)の文の訳し方は、

「O が C である ことがわかる。」

「O に C させる。」

「OをCと呼ぶ」

となり、文型さえ判別できれば、少しくらい単語が分からなくても意味を類推できます。

You'll let me hold your hand (I Wanna Hold Your Hand)

「手を握らせてあげる」

I can see them laugh at me (You've Got to Hide Your Love Away)

「彼らが僕のことを笑うのが見える」

Don't make me cry. Don't make me blue (Don't Pass Me by)

「泣かせないで、憂鬱にさせないで」

You are making me crazy. (Honey Pie)

「君は僕を夢中にさせている」

などなど、Beatlesにはこの文型の例が沢山見つかります。

5文型

さあ、これで、めでたく5文型の表が完成しました。

さて、今年のノーベル文学賞はボブ ディランでした。彼のこれまでの活動が単なる流行ではなく、「理想的な方向性」(in an ideal direction) があると、認められたんですね。

筆者はボブ ディランの曲はほとんど聴いておらず、「風に吹かれて」や「ローリングストーンのように」と言った有名どころでも何処かで聴いたなぁ位の感覚です。でも、ボブ ディランの名前だけは、小学生の頃から知っていました。

当時流行っていたガロの「学生街の喫茶店」という歌の歌詞にボブ ディランが出ていたからです。

今年の初めにコンサートで来日しています。街角にポスターが貼られていました。

今日は、ボブ ディランの Why Try to Change Me Now を取り上げます。

(Youtubeはフランクシナトラ バージョンでお聞きください。)

'Cause I can't see (僕にはわからないんだ)

My kind of crazy world (私の好きな狂った世界が)

Go passing me by (私の側を通り過ぎて行くのを)

So let people wonder (だから、人々には何者だと思わせ、)

Let 'em laugh (変な奴と笑わせておき、)

Let 'em frown (渋い顔をさせておけばいいのさ)

……………

Why try to change me now? (なぜ僕(の気持ち)を今、変えようとするんだい?)

Let を使っている部分が第5文型ですね。

この曲はコンサートツアーの最後の曲で歌われているそうです。この原稿を書いている時点で、まだツアー中の当の本人に文学賞受賞の報告が伝わっていないとのこと。この曲は彼の作曲ではなく、カバー曲ですが、彼の今の心境を表していて敢えて最後に歌っているのかもしれません。「静かに放っておいてくれ」と。


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