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2-2.Be careful while you're driving!

ついに出て来ました。「時」と「条件」を表す副詞節では、未来の事でも現在形であらわす。

早いですね。私がこのルールを意識し始めたのはTOEIC対策を始めた頃のような気がします。少なくとも中学ではやらなかったし、大学受験の時でも特段意識しなかったと思います。学校ではきちんと説明して貰わなかったのかもしれません。全然記憶にないのです(寝てたかな?)。

「時」と「条件」を表す副詞節を理解するためには、従属接続詞と、自動詞・他動詞を理解している必要があるのですが、Progress21 では唐突に「時」と「条件」を表す副詞節 が出て来ます。これはかなり手強いですよ。

Book1 7-2 で等位接続詞を話題にしました。F.A.N.B.O.Y.S 覚えてますか。for, and, nor, but, or, yet, so よく使う等位接続詞の頭文字です。等位接続詞は、前と後ろが対等の働きで結び付けます。

There's a fog upon L.A., and my friends have lost their way. (Blue Jay Way)

ロスに霧がかかって、僕の友達は道に迷ってしまった。

I call your name, but you're not there. (I Call Your Name)

君の名前を呼んだけど、君はそこにいない。

一方、従属接続詞は、文章の中心となる主節を修飾する名詞節または副詞節を導きます。

I'll love you whenever we're together. I'll love you when we're apart. (I Will)

一緒の時はいつだって君を愛すよ。離れている時も君を愛す。

If you leave me, I will follow you. (You Like Me Too Much)

君が僕をおいて行ってしまうなら、君を追いかけていくよ。

上の例文(Beatlesの歌詞の引用です)は時と条件をあらわす副詞節の例です。

Whenever, when, if で導かれている文は現在形が使われていますが、主節には、will が使われています。

覚えてしまえば、簡単な事なのですが、何故? と疑問を持つと 結構厄介です。私の学校の先生達は決して理由は教えてくれませんでしたが、いろいろと説明の仕方があるようです。

「条件」がフワフワしていてはいけない。日本語だって、「明日雨が降るなら、遠足は中止です。」と条件文には未来形は使わないでしょ。条件文は言い切り、断定なので現在形なんです。とか、

元々、昔は原形だったんです。それが、どこかで間違って現在形を使う人が出て来てそれが定着した。日本語でもこういう変遷ありますよね。いわゆる「ら抜き言葉」がそうです。「起きられる」の「ら」が抜けて「起きれる」で通じます。でも、少し前までは、学校文法では、間違えと教えられましたが、そのうち

NHKのアナウンサーも使うようになってきて、今やかなり市民権を得ていると思われます。

などなど、確固たる文法的理由はわからないのですが、「言葉は文化」とでも言いますか、変遷していく中で、現在形を使っているというところのようです。

今日のBeatles は、With The Beatles から Little Child です。

If you want someone to make you feel so fine, then we'll have some fun when you're mine.

君が誰かに気分を良くしてもらいたいなら、僕のガールフレンドになれば、二人で楽しめるよ。

ちょっと複雑ですが、条件と時をあらわす副詞節が二つ入ってますね。この文章、聞き取ってみて下さいね〜。ではまた。


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