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番外編 比較級

3-1で比較級はセンターでよく狙われるとお話しましたが、先週の3-3.で取り上げた同等比較as~asを使った最上級表現、センター試験に出ましたね。

第二問 問9 解答番号16

(A) in this class is as kind (B) Abbie. She always helps people who are in trouble.

① A : Anybody B : as

② A : Anybody B : than

③ A : Nobody B : as

④ A : Nobody B : than

as kind とあるので、(B)にthanが来ているものは、✖ですよね。

あとは文脈で、アビーさんは、困っている人にいつもてを差し伸べる優しい人なんですよね。ということは、きっとクラスで一番優しい人なんでしょう、と考えると、

Nobody is as kind as Abbie. でアビーほど優しい人はいない として

自然なのは、③ですね。

as 〜 asが出てきたついでに 英語で「月とスッポン」を英語で言うと、

as diffferent as chalk and cheese と言います。

「チョークとチーズ程も違う」 という言い方なんですね。

さて、話を戻しましょう。今年も文法問題は基本的な内容なのですが、学校の授業で、「whichとthatは一緒だよ」と安易に説明してしまう先生に「ブッブー!」と警告を鳴らすような問いがありました。

それが、第二問 問7 解答番号14 です。

The typhoon suddenly became weaker, (14) was good news for the village.

① it

② that

③ what

④ which

関係代名詞で、前の文全体を受ける時に使えるのは、whichです。

実は、(14)の前にカンマがあるので、これを見ただけで、which (ああ、非制限用法ね!)とわかってしまうので、秒殺の問題だったりします。(これはTOEICの文法問題を手っ取り早く片付けるための問題文を読まずに解答する受験テクニックだったりします)

Whichのこの使い方は、ニュース記事などで時々使われていますので、実は実用的用法なのです。

thatとwihchの違いは、関係代名詞のところで改めてお話し致します。 

今日のBeatlesは、Rubber SoulからNowhere Man です。

「どこにも居場所のない男」を「ひとりぼっちのあいつ」と邦題が付けられています。

現代の「おとうさん」のような悲哀が感じられますが・・・

Nowhere man, the world is at your command (何処にも行き場のない男よ、世界はおまえの意のままなんだぜ)

He’s as blind as he can be (あいつには本当に何も見ようとしない)

Just sees what he wants to see (見たいものしか見ない)

このas blind as he can be 訳し辛いですね。「この上もなく」というか、「全く」といった意味になってます。

Nowhere man 「何処にも居場所のない男は」Now here man 「今まさにここに居る男」なんです。「ドキッ」としますね。


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