先週に引き続き今日も現在完了形です。
have been to と have gone to の違いは学校で必ず習いますよね。have been to は「行った事がある」、have gone to は「行ってしまって今ここにいない」でしたね。
She has been to Paris. 「彼女はパリに行ったことがあります。」(今はここにいる。)
She has gone to Paris. 「彼女はパリに行ってしまいました。」(今ここにいない。)
has gone to の方は、過去のある時点で、行ってしまって、現在まだその状態が続いているので、今ここにいないんですよね。been は その地に一度以上「存在した」と言っているので、経験を表しています。
と言うわけで、I have been to Paris. は、いいとして、I have gone to Paris. だとかなり奇妙な事になってしまいますね。(ここにいないはずの人が、話していることに…)
では、She's gone to Paris. はどういう意味になるでしょう。実は、この文、現在完了形ではありません。She is gone to Paris. で、goneは「行ってしまってもういない」という意味の形容詞で、「彼女はパリに行ってもう戻ってこない。」という意味になります。
gone 絡みで、もう1つ、「亡くなる」は、日本語でも婉曲表現を使うことが多いですが、英語でも遠回しに表現します。
My father passed away. 「逝ってしまった。」
gone を使うと、My father has gone to a better place. 「より良いところへ行った。」と表現できます。
今、住んでいるこの世界だってもっと良い世界にすることだってできるはずです。
Heal the world 「世界を癒そう」
Make it a better place 「より良い場所にしよう」
For you and for me 「あなたと私」
and the entire human race 「そして、 総ての人の為に」
と歌っている Michael Jackson の Heal the World をお聞き下さい。癒されるメロディーラインのメッセージソングです。
← Top | Previous "7-1. We've just arrived at the Statue of Liberty." | Next "7-3. I've been coming here on this day every year since 2002."