感情を表す他動詞の後に受動態を持ってくるなんて、この教科書なかなかやりますね。
感情を表す他動詞は受け身形で、感情を表す形容詞として 使われましたね。
I am really interested in politics. 「政治にまじ興味あるんだ。」
Actually, I am bored to death with politics. 「ていうか、政治にはあきあきしてるんだ。」
このbore という単語、「うんざりするほど退屈させる」という意味なので、I bored you. 「君を退屈させた。」つまんないやつだったんですね。
The game was really boring. 「このゲーム本当につまんなかった。」
The game was actually boring. 「このゲーム期待してたのに、実のところつまんなかった。」
自分が退屈した時は、I am bored with ~
何かが、退屈させた時は、Something is boring.
他の感情を表す他動詞も同様に考えてよいですね。
ところで、reallyとactually ですが、以前、英会話スクールで、同じクラスだった帰国子女の娘がactually を頻繁に使っていました。強調の意味のreallyとは違ったニュアンスがなんとなく感じられたのですが、辞書で調べてみると、actuallyには「事実や期待と反して・・・」というニュアンスがあると載っていました。
「ていうか・・」といった軽いつなぎ言葉だったり、「もう、期待してたのに~」といったニュアンスのようです。
そして、really ですが、つづりには “a” が入っているのに、ネイティブの発音聞いていると、「リーリ」に聞こえます。不思議ですね。ホント、言葉は生き物です。
さて、受け身ですが、The window is broken. 「窓ガラスが割れている」
誰が割ったのかは不明、あるいは、誰が割ったかは知ってる(実は自分だったりする)んだけど、 あえて言いたくない、言えないんだよなぁ~、だから、「窓ガラスがわれちゃってるよ。」
こんなニュアンスがあります。
さて、Beatlesの曲では、Octopus’s Gardenより
We would sing and dance around, 「僕らは歌い、踊るのさ」
Because we know we can’t be found.「だって、誰にもみつかりっこないから」
とか、日本語では受動態ではないんだけど、英語では受動態で言う表現
In a town where I was born, lived a man who sailed to sea.
「僕が生まれた町に船乗りがいた。」などがあります。
では、今日はBeatles Abbey Road からOctopus’s Garden 行ってみましょう。
Top | Previous ”8-3. I'm so happy to hear that!" | Next "9-2. Why are they called spiritual?"